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06.16 > 『エレクトリック・マイルス1972-1975』、『リヴァーサイド・ジャズの名盤50、発売されています。
05.17 > 『ビートルズとボブ・ディラン』、『en-taXi No.29』更新しました。
BY / HigaKen

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スタンフォード再入学ヴァージョン登場
2008/02/13(Wed)

マイルス新着情報。

・Stanford University1972(One And One:1 cd)

『V7』でケチョンケチョンに書いた72年10月1日スタンフォード大でのライヴが音質飛躍的向上&最後の《イフェ》が約5分も長くなるなど、正真正銘のヴァージョンアップ盤として再登場した。これは強力にうれしい。ちなみに旧盤は音が悪く約46分、今回は音が良くなり約51分の収録となった。(アサヒコムでは18日紹介予定)

・In Long Island(Sapodisk:1 cd)

こちらは87年9月25日ロング・アイランドでのライヴ。強力なサウンドボード。(25日紹介予定)
グレアム・ナッシュ、ディオン、テレサ・テンそしてマイルスが5種
2008/02/04(Mon)

「ずっと“ほんとうの意味のオトナのロック”書いてます」途中経過報告、前回はどこまでいったのだろう。エリック・バードン? ともあれ、さすがにそれは終わり、グレアム・ナッシュも完了(これに関連して、先日のいーぐるイヴェントで、「バッファロー・スプリングフィールドは最初にLPを買ったときはもう“アゲイン”だった」という話、どこまで通じたのだろう)、で、目下はディオンに突入。そういえば「アブラハム・マーティン・アンド・ジョン」はテレサ・テンも英語でカヴァーしているらしい。今度、聴いてみよう。というわけでマイルスの新作が久々に届いた。(8日追記)

・Live in Netherlands (One And One:1 cd)

60年4月9日のオランダ。この日のライヴは過日、メガディスクからも再放送ヴァージョンが出たが、今回のワン&ワン盤は「それをも超えまっせ」の触れ込み。近く聞き比べたいと思う。

・Florida Sunrise(Sapodisk:2 cd)

81年11月17日フロリダはジャコでおなじみ、フォート・ローダーデイルでのライヴ。「ジャーン」から「ピロッピピー」まで全6曲。迫真のオーディエンス録音。

・In Seattle(Sapodisk:1 cd)

出ているようで出ていなかった82年7月31日のシアトル・ライヴ。しかも最上のオーディエンス。テーマなんか知ったことかの「アイーダ」がすばらしい。ただしジャケットのマイルスは裏焼き、おまけにタナカコミマサ帽をかぶっている。じつに惜しい。

・San Juan Winter Night(Sapodisk:2 cd)

90年2月23日カリフォルニアでのライヴ。パーカッションはジョン・ビガム。強力なオーディエンス。「アマンドラ」「イン・ザ・ナイト」「ジリ」といった通好みの曲を含む全13曲。

・Academy Of Music(Sapodisk:1 cd)

91年6月23日フィラデルフィアでのライヴ。こちらもオーディエンスで、リッキー・ウェルマンの「チッチキチー」も鮮明。1曲目は「パーフェクト・ウェイ」。シンセはデロン・ジョンソン、ベースはリチャード・パターソン。

なおボックス・セット等の企画物を急遽加えたために紹介が延びていたアサヒ・コムのほうでは、今週の月曜から『Live At Shaboo Inn〜Long Version』(So What)を掲載中。題して「“激しすぎて悪かったな期”を代表するコネチカットはキットカットな熱い夜」(来週12日からは「In Molde 1985」の予定)
いーぐるイヴェント、終了
2008/01/27(Sun)

昨日の「いーぐる」で行われたイヴェントにきていただいたみなさま、どうもありがとうございました。

後藤さん、村井さん、お疲れさまでした!

以下は、さきほど後藤さんの日記に返信として書き込んだことと重複しますが、剽窃問題に関して、「まずは事実を外に出すこと」という初期の目的が、「ジャズ・ジャーナリズムの現状を考える」というシリーズの第2回目という絶好の場で実現できたことに大きな意味があったと思います。
ちなみに「外に出すこと」の効果のほどは、終了直後、剽窃に対して新たに2件の情報が寄せられるというかたちで発揮されましたが、なんでもコピー&ペーストで作れてしまう世の中は、一方で、そういうことをしたらすぐにバレる世の中になったということでもあり、しかし、そういう緊張感から、良い文章や面白い文章が生まれることこそが「剽窃を考えること」の着地点としてあるべきで、そのための警鐘として有意義なイヴェントではなかったか、と思っています。

とりいそぎ、自戒を込めて。
イヴェント@いーぐる&マイルス(2枚3タイトル)
2008/01/15(Tue)

まずはイヴェントのお知らせから。

「全幅の信頼を置き、高く評価し、なおかつその功績を公の場で文章として発表し、しかしながら、その信頼していたはずの対象が、自分の知らなかった真実を抱え、それを知ったことによって評価の修正を余儀なくされた場合、はたしてその人物は、自分が発表した文章に対してどのような責任をとるべきか。」

以上のようなややこしい観点から、「ジャズ(音楽)評論家の姿勢と責任を考える」という、ちょっと重いテーマのトーク・イヴェントを行ないます。題して、

●「オスカー・ピーターソンは誰のために《テリーズ・チューン》を書いたのか」

・1月26日 土曜日 3時30分より 四谷「いーぐる」
・出席=後藤雅洋 村井康司 中山

お時間のある方は、ぜひ。

というわけで、マイルスの新作が2枚出た(計3タイトル。いずれもオーディエンス)。

・After Montreux 1988 (Cool Jazz:2 cd)

88年7月8日、オランダでのライヴ。なるほどモントルーの翌日ながらモントルーでは演奏されなかった「フル・ネルソン」「ポーシア」を収録。

・New York, Summer '89 (Cool Jazz:1 cd)
・Avery Fisher Hall 1989 (Mega Disc:1 cd)

89年6月23日、NYエイヴリー・フィッシャー・ホールにおけるクール・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ。両レーベルからほぼ同時登場のバッティング音源。
究極のインタヴュー証言集byベン・シドラン
2008/01/05(Sat)

ベン・シドランが聞き手に徹して主要なジャズ・ミュージシャンにインタヴューを行ない、その最初の成果はインタヴュー集『トーキング・ジャズ:アン・オーラル・ヒストリー』として刊行されたが(1992年)、同書のサウンド版ともいうべきインタヴューCDのボックス・セットが24枚組のコレクターズ・エディションとして登場した(発売は2007年)。
マイルスの貴重なインタヴューも聴くことができる。

・Talking Jazz : An Oral History〜Collector's Edition
(Unlimited Media:24 cd set)

全24枚のCDには、楽器別にミュージシャンのインタヴューが収録され、ジャズの歴史や創造の秘密など、あらゆる角度から楽しめるよう構成されている。
基本的にCD1枚に2人から3人のミュージシャンが収録され、そのトップをマイルスが飾っている(86年1月、マリブで収録)。
マイルスのインタヴューは約40分に及ぶものだが、これぞまさしく「ナルディス」に関する“あの発言”が記録された瞬間。
インタヴューの最後にシドラン(Sidran)がマイルスに「ナルディス」(Nardis)について、「いえ、その、私の名前のバックワーズなもので」と説明し、それに対してマイルスが、
「No kidding? No kidding. I don't know, but that's a nice name, man」と返す下りは、軽く感動的ですらある。

シドランのインタヴューに応えた証言者は、マイルスをはじめ、ガレスピー、ドン・チェリー、レッド・ロドニー、ウイントン、フィル・ウッズ、ロリンズ、マクリーン、ジョニー・グリフィン、フランク・モーガン、デヴィッド・マレイ、アーサー・ブライス、チャーリー・ラウズ、ブランフォード、マイケル・ブレッカー、ペッパー・アダムス、ハービー、キース、マッコイ、ジェイ・マクシャン、ホレス・シルヴァー、ドクター・ジョン、レス・マッキャン、ペトルチアーニ、ブレイキー、ローチ、トニー、メル・ルイス、モチアン、ガッド、リチャード・デイヴィス、マーカス・ミラー、ジョン・ヘンドリックス、ベティ・カーター、デイヴ・フリッシュバーグ、ドナルド・フェイゲン、モーズ・アリスン、ベンソン、スコフィールド、ギル、カーラ、クレア・フィッシャー等々、じつに60人を数える。
詳細は下記サイトを参照願いたいが、23枚目にルディ・ヴァン・ゲルダー、マックス・ゴードン(ヴィレッジ・ヴァンガード)の珍しいインタヴューが収録されているのも高ポイント。ちなみに“RVG”のインタヴューは約25分間(85年12月収録)。

とかく日本人が聞き手になった場合は、最後まで“決めゼリフ”を引き出すことができず、加えてインタヴューを受けた相手が日本語を理解できないことをいいことに「ホントーにホントに本人がそう答えたんだな!?」と疑いの目を向けざるをえないようなもの、あるいは「インタヴューという名の、たんなる雑談」が多いが、その点、このシドランが敢行した一大インタヴュー・プロジェクトに演出や偽装はなく、ストレートかつヒューマンな発言が次から次へと飛び出す。まさに“トーキング・ジャズ”の魅力満載。
ともあれ、マリアン・マクパートランドの「ピアノ・ジャズ・シリーズ」と並ぶ、もっとも貴重な証言集であることはまちがいない。

http://www.talkingjazz.com/
http://www.bensidran.com/
(上記サイトに掲載されているボックスのジャケットはロリンズだが、反対側がマイルスになっている)
なおこのボックス・セットについては、1月28日、アサヒ・コム「マイルスを聴け!」で紹介予定。
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