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08.10 > 『超入門 ボブ・ディラン』Amazonでの予約が始まっています。
08.01 > 『超入門 ボブ・ディラン』、8月12日発売です。
BY / HigaKen

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エヴァンス続報
2008/08/14(Thu)

・Live In Koblenz 1979 (Cool Jazz:2 cd)

1979年12月5日ドイツでのライヴ2枚組。ウエスト・ウィンド→ギャンビットから8曲収録盤が出ているが(新エヴァンスを聴けP320)、今回は全19曲のコンプリート・エディション。しかも録音当事者が所有していた第一世代のテープがソースというだけあって、音質、バランスとも過去最上のものとなっている。既出8曲に加えて、アップ・ウイズ・ザ・ラーク、スプリング・イズ・ヒア、ポルカ・ドッツ、ミッドナイト・ムード、マッシュのテーマ、ア・スリーピング・ビー、ターン・アウト・ザ・スターズなど収録。ベースはマーク・ジョンソン、ドラムスはジョー・ラバーベラ。

さらに10月下旬には、傑作『ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング』などワーナー時代の諸作ならびにハービー・マンとのアトランティック盤『ニルヴァーナ』が<紙ジャケット仕様/SHM-CD>で発売される予定。
マイルスV7&新エヴァンスを聴け追加情報
2008/08/08(Fri)

●マイルスを聴けV7

・Live From Cafe Bohemia (So What:1 cd)

ジョン・コルトレーンを含むファースト・クインテットの「カフェ・ボヘミア」における初登場ライヴ。《ギャル・イン・キャリコ》や《ステイブルメイツ》がうれしい。56年9月15・29日,57年4月13日のステージから。懸念される音質はまったく問題なし。特にポール・チェンバースが鮮明。

・Malm The First Concert (So What:2 cd)

73年10月24日スウェーデン、マルムでのライヴ。この日のセカンド・コンサートはすでに登場しているが、今回はファースト・コンサート。最後の《ライト・オフ》から《プレリュード》の流れは”ク〜ッ”だが、音質はコモリ状態。年季の入ったマイルス者以外は要注意。

・Boston Commons '82 (Sapodisk:1 cd)

82年7月12日、ボストンにある広大な公園ボストン・コモンズでのライヴ。当日はパット・メセニーとのダブルビル、たまたま現場にいたが、オトはもっと悪かった印象がある。うまいオーディエンス録音。バック・シート、イフェ、アイーダ、ピエールの4曲。

・At Pier Six Pavilion (Sapodisk:1 cd)

86年8月30日ボルチモア、インナーハーバーにあるパヴィリオンでのライヴ。最高の音質と最上のバランス(ステレオ)、約74分にわたって86年マイルス・バンドのベストがたっぷり味わえる。ロベン・フォードとフェルトン・クリューズの健闘が印象的。

●新エヴァンスを聴け

・Grand Parade Du Jazz '78 (Cool Jazz:2 cd)

78年7月7日ニースにおける、リー・コニッツ、スタン・ゲッツ、カーティス・フラー、クリスチャン・エスクーデが参加したライヴが最高音質で初登場。
この日のライヴは、その一部が『ライヴ・アット・ニース』として登場しているが(新エヴァンスを聴けP298)、収録曲が微妙にちがう、よって『ニース』を手放してはならない。
エヴァンスとフィリー・ジョーが、会場近くの教会で鳴る鐘の音に合わせて即興で彩りを添え、エヴァンスが「グリーン・ドルフィン・ストリートをやろう」とフィリーとマーク・ジョンソンに告げるシーンも、さらに鮮明に、よりドラマティックに聴くことができる。内容は以下の通り。

●Disc 1: Trio (Evans, Marc Johnson, Philly Joe Jones)

1 Nardis
2 Theme From Mash
3 The Peacocks
4 In Your Own Sweet Way
5 On Green Dolphin Street
6 Evans Interview

●Disc 2: Trio with Guest

1 Like Someone In Love (with Lee Konitz)
2 You Don't Know What Love Is (w.Konitz)
3 What Is This Thing Called Love (w.Konitz)
4 Lover Man (w.Stan Getz, Curtis Fuller, Christian Escoude)
5 When I Fall In Love (only trio)
6 All The Things You Are (w.Getz, Fuller, Escoude)
7 Evans Interview
マイルスとジミヘンそしてロスト・クインテット強力盤などなど
2008/07/11(Fri)

先日の大阪でのイヴェントや『エンタクシー』最新号の連載に関して、いくつか質問のメールをいただいた。一部追加情報もあるので、この場でまとめてお答えしたいと思う(質問は割愛しますが、だいたい想像はつくと思います)。

●マイルスとジミ・ヘンドリックスが一緒に演奏したのは、ジミヘンが借りていたマンハッタンのアパートの一室。カセットテープに吹き込まれた曲は、おそらく《Ships Passing In The Night》。そのテープはジミヘンの遺族が「値打ちをわからないまま」どこかに死蔵している可能性大(次号『エンタクシー』で詳述)。
●ベティ・デイヴィスがなびいたのは、ジミヘンではなくエリック・クラプトンだった(マイルスは誤解したまま他界した?)。
●定説の「当日の朝5万ドルを要求したために共演がボツになった」はデマ(次号で詳述)。
●どちらが共演をより強く望んだのか。答=ジミヘン(これも次号で)。
●パーカッションのジュマ(あるいはユマ)・サントスとジュマ・サルタンは別人である(当然です)。
●マイルスにとって初のエレキ・ベース共演となったハーブ・ブシュラーを含むギル・オーケストラとのライヴ(68年4月、バークレー)はマスター・テープが不明あるいは最初から録音されていなかった。よって存在していたとしてもオーディエンス録音のみの可能性大(これについてはハーヴィー・ブルックスを中心に次々号:12月発売で詳述)。
●『オン・ザ・コーナー』が踊れないのは、マイルスとスライの間に”インド”がはさまっているからだと思います。

★追加&補足情報。

●発売中の『エンタクシー』では、ジミヘンとサム・リヴァースの共演場所を「ヘンドリックスがウッドストックに借りていた邸宅」としたが、先日発売された「ワックスポエティック」に掲載されたリヴァースのインタヴューによれば、ウッドストックの前にニューヨークでも何度かジャム・セッションをしたとのこと。

http://waxpoetics.com/issues/issue_29/

●ローランド・カークとジミヘンのロンドン「ロニー・スコッツ・クラブ」でのジャム・セッション・テープが存在すると言われていたが、カークでもジミヘンでもなく、まったく別のミュージシャンが演奏しているテープだった模様。したがって両者のテープは存在しないか、コレクター間にも出回っていない?

というわけで、マイルスの新作が届いた。

・The Lost Fleet (Hannibal:2 CD+DVD)

ロスト・クインテット最高傑作『スウェディッシュ・デヴィル』が究極のヴァージョンアップ盤として新装登場した。プレスCD2枚組+DVDの豪華版で、音源・映像とも最近再放送されたヴァージョンが使用されている。雰囲気を壊していたDJの喋りもなく、モノラルだった音はトゥルー・ステレオに近い状態まで蘇生している。演奏は1969年11月5日ストックホルムでのライヴ。ボーナスDVD(53分)は前日4日コペンハーゲンのプロ・ショット/デジタル・リマスタリングと、これはもう久々に大声で「聴けっ!!」の超強力アイテム。ジャケットもすばらしい。

・Mr.Pastorius Live 1989 (Cool Jazz: 2 CD)

上掲盤があまりにも圧倒的なのでカスむが、いやいや決して悪くない89年8月28日カリフォルニアでのライヴ。会場がクラブ仕様ということもあって臨場感いっぱい。1曲目《パーフェクト・ウェイ》から最後の《ドント・ストップ・ミー・ナウ》まで全12曲。ちなみにマイルスはジャコを知らず、《ミスター・パストリアス》という曲名はマーカス・ミラーが勝手に付けたもの。
マイルス・イヴェント(大阪)曲目リスト
2008/06/28(Sat)

本日「マイルスの夏 1969 イン大阪」にきていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
主催していただいた「ジャズやねん関西」藤岡宇央さん、どうもお疲れさまでした(定員に達して良かったですね!)。
すばらしい音で聴かせていただいた難波『845』の方々にも感謝いたします。

以下はきょうのイヴェントで紹介した曲目のリストです(紹介順)。

●テオ・マセロ (Teo Macero)

@Teo (Explorations)
Teo Macero(sax) Orlando Girolamo(accordion) Charles Mingus,Lou Labella(b) Ed Shaughnessy(ds) 1953/12/5

ACharles Mingus/Boogie Stop Shuffle (Mingus Ah Um)
John Handy(as) Booker Ervin(ts) Shafi Hadi(as) Willie Dennis(tb) Horace Parlan(p) Charles Mingus(b) Dannie Richmond(ds) 1959/5/12

●アラン・ダグラス (Alan Douglas)

BDuke Ellington/Money Jungle (Money Jungle)
Duke Ellington(p) Charles Mingus(b) Max Roach(ds) 1962/9/17

●ギル・エヴァンス (Gil Evans)

CEleven:unedited version (Svengali)
Gil Evans(arr,cond,key) Richard Williams(tp-solo) Billy Harper(ts-solo) Trevor Koehler(ss-solo) etc.1973/5/30

●マイルス・デイヴィス (Miles Davis)

DLittle Stuff (Filles De Kilimanjaro)
Miles Davis(tp) Wayne Shorter(ts) Herbie Hancock(elp) Ron Carter(elb) Tony Williams(ds) 1968/6/19

●ジミ・ヘンドリックス (Jimi Hendrix)

EThe Wind Cries Mary (Are You Experienced?)
Jimi Hendrix(elg,vo) Noel Redding(b) Mitch Mitchell(ds) 1967/2/7

●マイルス・デイヴィス

FMiss Mabry (Filles De Kilimanjaro)
Miles, Wayne, Chick Corea(elp) Dave Holland(b) Tony 1968/9/24

●ハービー・ブルックス (Harvey Brooks)

GKilling Floor (A Long Time Comin')
Electric Flag with Harvey Brooks(elb) Michael Bloomfield(elg,vo) Richie Havens(per,sitar) Sivuca(g,per) Buddy Miles(ds)etc. 1968

●マイルス・デイヴィス

HMiles Runs The Voodoo Down (1969 Miles)
Miles,Wayne,Chick,Dave,Jack DeJohnette(ds) 1969/7/25

ISpanish Key (1969 Miles:Second Night)
same. 1969/7/26

JSpanish Key-take 3 (Unreleased Bitches Brew Session)
Miles,Wayne,Chick,Dave,Jack+John McLaughlin(elg) Joe Zawinul,Larry Young(elp) Harvey Brooks(elb) etc. 1969/8/21

●ジョー・ザヴィヌル (Joe Zawinul)

KGypsy (Stories Of The Danube)
Joe Zawinul(synth,vo) & Orchestra. 1995/11-1996/2
帝王復活セッション第3集とエヴァンス役はくいだおれ人形に
2008/06/09(Mon)

・Comeback Sessions Vol.3 (So What:2cd)

81年のカムバックに関する音源集『カムバック・セッションズ』の第3集は、ついに登場の5月6日スタジオ・セッションから「シャウト」が丸ごと1枚(52分)、さらに2枚目には6月26日ボストン、キックスから3曲がノーカット(アイーダ、マイ・マンズ・ゴーン・ナウ、バック・シート・ベティ)で収録されている。注目は「シャウト」だが、あの「シャウト」とは別の曲、あるいはこれが発展してあの「シャウト」になったのだろうか。オープニングでノイズが入るがその後は問題ナシのマスター級。すでにロバート・アーヴィングが参加、ランディ・ホール、バリー・フィナティ、サミー・フィゲロアなど”ザ・マン・ウイズ・ザ・ホーンな顔ぶれ”が勢ぞろい。こちらのヴァージョンのほうが楽曲としてもかっこいいのではないか。一方キックスは約43分。このマイク・スターンはほんとうにすばらしい。

・One Phone Call (Cool Jazz:2cd)

86年10月21日フランスでのライヴ。ギターはガース・ウェーバー。1曲目「ワン・フォン・コール」からマイルス吹きまくりヴァージョンで迫力満点。上質のオーディエンス録音。

そしてエヴァンスも。
そうそう、先日の菊地成孔さん・大谷能生さんとのマイルス・イヴェント(新宿タワー)では、映画化する際のマイルス役の最有力候補として「黒く塗った王監督」を推したが、エヴァンス役はくいだおれ人形がいいと思う。時間もできるだろうし。試しに帽子を取って、頭の上に"PORTRAIT IN JAZZ"と英文字を置いた図を想像していただきたい。
さて。

・Beautiful Love 1969 (Cool Jazz):1cd)

生涯に一度(?)のエリントン曲が収録された名盤『ワルツ・フォー・デビー1969』(新エヴァンスを聴け:P208)の続編。完璧なスタジオ・ライヴだが、とくにタイトル・ナンバーの「ビューティフル・ラヴ」は泣ける。69年3月26日の6曲に後半は11月16日から7曲(ラウンド・ミッドナイト、王子様、マイ・マンズ・ゴーン・ナウ他)という2本立て。

6月28日、大阪でのイヴェント「マイルスの夏1969」の選曲、終わりました。お時間のある方はぜひお越しください。
http://jazzyanen.com/miles1969


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